ホ−チミン障害児研究教育センターのニュースレター

THE RESEARCH & EDUCATION CENTER FOR DISABLED CHILDREN OF HCMC
108 Ly Chinh Thang St., District 3, HCM City, Vietnam
Tel: 84.8.8483612, Fax: 84.8.8438501, Email: center@hcm.vnn.vn

ホ−チミン障害児研究教育センター(Research and Education Center for Disabled Children of Ho Chi Minh City)は1979年に設立され、市内20の特殊教育校を管轄し、南ベトナムと及び北のいくつかの州の訓練事業を受け持っている。現在の主な活動は、教師の訓練、1994年に始まった聴覚障害児早期療法プログラム、南部で唯一の点字印刷機を使用しての点字本の印刷、外国訓援助団体の援助の調整、ピクニックや学芸会、障害児学級の文芸大会など年1回の開催等を行う。日本の櫻雲会とBAJ(ブリッジ・エ−シア・ジャパン,
http://www.jca.apc.org/baj/index.html)の協力で、1997年に今までの旧式の点字製版機と印刷機に代わって新しいものが入った。また両団体の支援でマッサージ訓練コースも始った。


2001年1月号 NO 1

RECDCの研究主題が合格
 この第1号のニュースレターで、良いニュースを共有したいと。
 2000年に、RECDCの研究主題(1998-2000)がホー・チミン市科学研究評議会 (HCMC Scientific Research Council) で合格しました。 主題には、
1. 市内の特種学校で知的障害児のために教料をする。
2.6才以下で早期療法プログラムを受けている聴覚障害児の教師と親のためにの資料を編集する。
3.4〜6才の超各区障害児のために幼稚園カリキュラムをまとめる。
 RECDCは早期療法プログラムや特種学校で働いている教師と共にこれらの教材を用いようとしている。
RECDCは、ホー・チミン市科学研究評議会とこれらの主題で一緒に働いてくれた教師に心からの感謝を表したい。

Huynh Thi Thanh Binh

RECDC、SAPP、ENTC、AHACによる補聴器の寄付
 21世紀が始る2001年の最初の時に、障害児研究・教育センター( RECDC )は貧困患者後援協会(Sponsor Association for Poor Patients)、耳鼻咽喉センター (The Ear-Nose-Throat Center)、アメリカ・アジアの子供たち援助会 (American Helping Asian Children)と共にホー・チミン市とTien Giang、Ba Ria Vung Tau、Kien Giang、Thuaan Anの13校の600人の聴覚障害の聴力検査を行い、適切な補聴器を寄付した。、 その後協会と援助会に代わって RECDCと耳鼻咽喉センター は、カントー障害児特殊学校 (Can Tho Special School for Disabled Children) の32人の聴覚障害の生徒の検査をし、補聴器を提供した。
 2001年4月に、 RECDC は援助会から補聴器を受け取った学校の教師のための聴力検査の再教育講座を開催し、子どもが3カ月間使使った後の補聴器に関するフィードバックを得ることになっている。

Huynh Thi Thanh Binh

RECDCはMOETとDOETの役人を歓迎
 2001年2月に、教育訓練省(Ministry of Education & Training、MOET)とハノイHoan Kiem 地区教育訓練局 (Department of Education & Training、DOET)の代表団はRECDC を訪問し、ホー・チミン市の障害児早期療法の経験を交換した。 RECDCは代表者と一緒に聴覚障害児や視覚障害児が統合されている数校と2カ月から早期療法を受けている7ヶ月の知的障害児の家族を訪問した。
 その他、代表団は早期療法プログラムとホー・チミン市でのその仕事に関するセミナーを主催し、この分野でのハノイや他の州のため指導を受けた。

Huynh Thi Thanh Bin

視覚障害児の早期療育プロジェクト
 RECDCはホー・チミン市教育訓練局(DOET)による視覚障害児早期療法プログラムに関する研究を委託された。 RECDCは視覚と聴覚に障害あったり、知的と視覚の障害がある重複障害児のミでオランダ人専門家を迎えた。 彼女はRECDCとNguyen Dinh Chieu Special Schoolの教師数人と共に盲学校数校とThanh Mau Special School for Intellectually Disabled Childrenを訪問した。 彼女は近い将来の視覚障害児のための早期療法プロジェクトに関する提案を行った。
 2001年にこのオランダ人専門家は、0から6歳の視覚障害児のために視覚障害児教育プログラムに着手するためにベトナムに戻って来る。 彼女はこの分野での知識をホー・チミン市の特種学校教師にも伝える。

Tran Tu Uyen

早期療法のケース
 我々の早期療法プログラムは生後1カ月のダウン症の少女を受け入れた。 子どもに問題があると知ると直ちに両親は援助を求めて彼女を RECDC に連れて来た。 我々は彼女の成長のために個別計画を作った。 自宅訪問や子供との遊び、両親との経験の分かち合いを通して、我々はいかに計画を実行するのかについて彼らを教育した。 今、難しい6カ月間の仕事の後に、子供は良い発達を遂げている。 親は非常に幸せであり、RECDCの支援による早期療法プログラム、 を信頼しているようだ。

Truong Thanh Loan

その他の情報

知的障害児の家族のためのカウンセリング・サービスと知的障害児の早期療法プログラム
 知的障害児の家族のためのカウンセリング・サービスは医者、心理学者、ソーシャルワーカー、教師2人が出席し1998年11月から実施されてきた。 さらに、RECDCで同じスタッフで知的障害児の早期療法プログラムが実施されている。 2000年の終わりまで、171のカウンセリングのケースがあった。 これらのケースうち、0-5歳の15人の子供たちが早期療法に選ばれた。 普通校に彼らのうち4人が受け入れられた。 カウンセリング・サービス は毎土曜日朝に開催され、早期療法プログラムプログラムはほとんど全週日に開かれている。

Vo Thi Tuyet

7人の統合される聴覚障害児
 2000-2001年度で、障害児研究教育センターは幼稚園に4人と小学校に3人、計7人の聴覚障害児を支援した。
幼稚園の4人には将来小学校1年となるために、聞く、読む、書くなどの、心理的、技術的準備を行った。 初めて、Hoang Yen 、Huy Minh、 Dinh Phuocの3人がプログラムの理解ができている。
 小学校にいる子供たちは発音と聞くことに若干てこずっていた。 最初の学期には、ただ一人だけが平均に達していた。

Nguyen Thi Hoa