はしがき
私は2003年の5月から2004年の4月までバリ島のデンパサールに滞在していました。滞在の一番の目的はインドネシア語の勉強で、ウダヤナ大学の文学部BIPA(留学生のためのインドネシア語学科)に在籍していました。
日本でも私はまだ学生で、大学四年目を休学してのインドネシアに留学でした。それでは日本でもインドネシア語学科の学生かというと、そうではありません。日本の大学では社会福祉学を専攻していました。将来はソーシャルワーカーとして社会福祉の現場で働きたいと考えています。
それではなぜでインドネシアでインドネシア語を勉強しているのだろう、と思われる方は多いと思います。理由は単純で、「自分の生まれた国でありその国の言語を勉強したいから」です。父の仕事の都合(父はJICA専門員でした)で私の家族は2年間インドネシアに滞在していました。そのときにちょうど私が生まれ、そういう経緯でインドネシア生まれです。自分の生まれた国へ行きたい、その気持ち一つでインドネシアにやってきました。バリを選んだのは、バリは世界的な観光地であり、多くの人が訪れており、インドネシアになれていない人間でも入りやすいイメージがあったことからでした。
念願果たしてインドネシアに滞在したわけですが、そこでも私が気になったのは大学でも専攻している「福祉」のことでした。この国で障害者など、助けを必要としている人たちはどのように暮らしているのか、その人たちを支援している団体にはどういったものがあるのか、ということについてです。インドネシアの福祉を少しでも理解したい、という思いから、インドネシアで社会的な活動を行っている団体を訪問したい、と思うようになりました。
ただ、最初のころは、そういった団体の情報が全く手に入らず、訪問したいのに訪問できないでいました。最初全く情報のないところからスタートし、友達からの情報や、インターネットの情報などから訪問の機会を得、最終的に訪問した団体は10団体を超えました。
各団体の活動内容は、障害者支援、高齢者支援、貧困問題、教育支援、生態系保護、など様々です。様々な分野で社会に貢献している団体がたくさんあることを知るとともに、そこでいきいきと働いている素敵な方たちにも出会うことができました。訪問によりインドネシアの福祉の現状について良い勉強をさせていただくとともに、スタッフや利用者との交流など、訪問を純粋に心から楽しむことができました。
バリというと「観光の島」というイメージがあり、このような活動があることはあまり知られていないと思います。私はこのような活動があることを多くの人に知っていただきたいと思っています。こういう活動があることを知ること、また、こういった団体を訪ねることで、新たなバリの魅力的な一面を発見することになると思うからです。
そういう思いから、今回、バリで社会的な活動をしている団体のリストを作らせていただきました。
ここに掲載されている団体は私が訪れたことのある団体です。どの団体の方も私の訪問を歓迎し、リスト作りに必要な情報の提供もしてくださいました。もしこれをお読みになった方で「自分も訪問したい」と思った方がいらっしゃいましたら、ぜひ訪問してみてください。どこに行っても必ず歓迎されるはずです。私がそうでしたから。
今回、このリストを作るにあたり、様々な方に協力していただきました。まず、ここに掲載されている団体の皆さん。いつも私に訪問を歓迎してくださり、また貴重な情報をたくさん提供していただきました。次に、ウダヤナ大学のBIPAの友人たち。特にSabineとEldri。Sabineは私に福祉団体に関する情報をたくさん提供してくれるとともに、何回か訪問にも付き合ってきれました。また、このリスト作りにも賛成してくれて、いつも応援してくれていました。Eidriはこのリストを英語に翻訳してくれました。英語の全くできない私が、このリストの英語版の作成を諦めないで成し遂げられたのは彼女のおかげです。英語版を作成したことでより多くの人がこのリストに目を通せることを期待しています。最後にBIPAの先生方。特にMadia先生とTeguh先生、Rajeg先生。私のインドネシア語を正しく直してくださいました。先生方にすでに直していただいていることで、自信を持ってこのリストを配ることができます。また、ここに名前は掲載されてはいませんが、多くの方が私のリスト作りを応援し、励ましてくれました。私一人だけの力ではこのリストを作成することはできませんでした。手伝ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。
ただ、残念ながらこのリストは完全なものとは言えません。なぜなら、本当はバリには何百、何千もの団体がいろいろな活動をしており、今回私が紹介したのは、そのほんの一部にしかすぎないからです。これをお読みになった方の中で、ここに掲載されていない団体を見つけ訪問される方が確実に現れることと思います。そのときはどうかその新しい団体をこのリストに追加していただければと思います。そうしていく中で、このリストの掲載団体が増え、より良いリストとなっていくことを私は願っています。
私はこれにてバリを離れます。これからはジャワ島のソロにある障害者団体でボランティア活動を始めます。バリにはいませんが、もしも掲載されている団体について質問などございましたら下記のEメールにどうぞご連絡ください。
E-mail: kosahibear@yahoo.co.jo
これをお読みになったみなさんにとってこのリストが有益なものとなりますように。
団体名 | BUMBU BALI CLUB (ブンブー・バリ・くらぶ) |
住所 | 〒212-0024 神奈川県川崎市幸区塚越 3−484−4 パークスホームズ新川崎フォレストコート1208 |
TEL/FAX | +81 44 541 6885/+81 44 541 6885 |
E-MAIL/URL | bumbubaliclub@yahoo.co.jp http://www.geocities.jp/bumbubaliculub |
代表者 | Shima & Aya |
政府・民間 | 民間 |
財源 | 個人(スタッフの持ちより) |
設立年 | 2001年 |
活動対象 | バリ島シンガラジャ、レス村の住民 |
活動地域 | シンガラジャ、レス村 |
設立背景・団体の概要 | レス村はバリ島の中でも貧困がひどく、そのため住民は十分な医療を受けられないなど深刻な問題を抱えており、子どもにおいては学校に通えないものも多い。その中でレス村の村長が村民のために学校建設や道路問題、貧困問題に取り組み、努力しているという話を聞き、私たちはこの村を訪問した。何か手伝えることはないか、と村長と話し合い、子どもの教育文化交流を中心に活動を始めるに至った。 |
ビジョン(将来の展望) | 最終的に支援なしでも村民が自立できるように導くこと。 すべての子どもたちが学校にいけること。 |
ミッション(目的・使命) | 村長を中心に村の人々や子どもたちと交流を図りながら、支援方法や今後について考える。 |
活動内容 |
文化交流 * 「空飛ぶ車椅子」とは |
協力機関 | レス村の村長 |
団体名 | インドネシア教育振興会(IEPF) |
住所 | 日本:〒930-0966富山県富山市石金1-13-16 インドネシア: Jl.Dewi Sartika No.10XC Tuban Kuta Bali Indonesia |
TEL/FAX | 日本:(Tel/Fax)076-493-3629 (携帯電話)090-3764-0583
インドネシア:(Tellのみ)62-361-766-097 |
E-MAIL/URL | info-jp@iepf.net angin@p1.coralnet.or.jp
/ http://www.baliwind.com/iepf/ 代表者 窪木 靖信 (日本側)ファディラ ハシム (インドネシア側) |
政府/民間 | 民間 |
財源 | 寄付(スタッフ個人のものを含む) |
設立年 | 2000年4月1日 |
活動対象 | 教育振興・支援、国際理解、海外開発協力 |
活動地域 | インドネシア |
設立背景・団体の概要 | 代表の窪木がインドネシアの渡航から戻り、インドネシア人留学生ハシムから自国の貧困や教育現場の現状を知り、文房具を携えてインドネシアに行った。本当にえんぴつ一本でも喜んでもらえるだろうか、と疑問に思いながら届けた。実際に村を訪れてみると学校はボロボロで朝・昼2交代で使用、教科書は兼用という状態。子供達からは、えんぴつ一本でもお礼の笑顔を頂いた。大きなことではなく、えんぴつ一本でもできる国際ボランティアをそこで知った。 一方、インドネシアからの留学生は、文房具の配布から教育場の成立、参考書の製作等に参加し、自分の得意な科目も教え、その子供達に教育機会を広げ、インドネシア人々の資質向上に貢献したいと強い思いを抱いていた。このような思いから、2人でインドネシアの子供の教育振興に焦点を当てたNGOとして設立したのが当団体である。 |
ビジョン・ミッション | インドネシアの教育現場の報告をして、広く募金や寄付を集める。その寄付で一人でも多くの子どもが勉強できるようにお手伝いをする。そして、この活動に参加された方々に「思いやりの心」や「ものの大切さ」を実感できる事を期待する。 |
活動内容 | 1年間無償 ITリテラシー講習 インドネシアは全国的にパソコンとインターネットの普及率が極めて低い。インドネシアの中学校や高校の殆どはパソコンが整備されておらず、当然インターネット接続もサポートされていない。情報時代と呼ばれている現在、このような状況は決して無視できない。機会がないからこそ日々の生活において情報技術が必要とされない。利用する人が少ないからこそ需要が少ないのだ。この環境はインドネシアにとって悪循環となり、このままでは情報時代に取り残されてしまう。 当NPOは、情報科目を行えない中学校や高校の生徒を対象に、無償IT教室を行っている。少しでも彼らにITの恩恵を受けてもらいたい。 教育場の改善 募金を集めて、ボロボロになった教室の修理代などとして寄付する。現地の新聞Suara Pembaruan 紙 (2003/3/7)によると、小学校は 801,216教室の内168,655(約21%)が壊れており、また中学校・高校は 184,707教室の内29,552(約16%) が使えない状態と報告されている。 里親制度 学費を払えない成績のいい子供には奨学金を支給する。フォスター・ペアレント(里親)には、フォスタ−・チャイルド(里子)を1人ご紹介する。里子とは手紙などのやり取りを通じて、精神的な交流を育むことができる。里子の成長記録と写真、報告書もお届けする。日本にいながら、インドネシアとの繋がり、ご支援の手応えを感じることができる。里親には一口の援助金として年間17,000円(最低3年分)をお願いしたい。しかし、これも気持ちの問題であるので、善意は幾らでもかまわない。かかる費用として学費54万、教科書36万、制服・靴など30万ルピア合計約120万ルピア(約1万7千円)必要とされ、その他、学校で水分補給の為のお金が必要である。 協力機関 とやまアジア教育ネットワーク、ウダヤナ大学 国際コミュニケーション基金(ICF) |
団体名 | SLB-B PTN JIMBARAN (聴覚障害児のための養護学校) |
住所 | Jl By Pass Ngurah Rai Jimbaran Kuta, Badung, Bali |
TEL/FAX | +62 361 701995 |
代表者 | Dra. Made Murdani MPA |
スタッフ | 37人 |
利用者 | 176人 |
政府・民間 | 政府 |
財源 | 政府 |
設立年 | 1984年5月7日 |
活動対象 | 特別のニーズを持つ人(聴覚障害、知的障害、自閉症) |
活動地域 | インドネシア全域 |
ビジョン (将来の展望) | 特殊教育が(普通教育に)包括され、(障害児が)自立へ向かうことの実現。 |
ミッション(目的・使命) | ビジョンを実現するためのミッションは以下の通りである。 a.ニーズを持つ子どもに、それぞれの能力にあった教育を提供する b.理学療法的サービスを個々人に合わせて提供する c.生徒が社会性を身につけ、自立できるように、個性を伸ばす d.特殊教育の研究を行う e.社会生活技術を身につけ、社会の構成員になるための、カリキュラムを開発する f.保護された作業場(障害などを配慮された福祉的な就労の場)を創設し、そこで社会生活技術を向上させる。 g.継続的にマンパワー(教師、事務職)の向上に努める。 h.他の機関(政府、民間ともに)との連携を強化し、特別なニーズを持った子どもたちにはたらきかける。 |
活動内容 | 1.特殊教育のカリキュラムと地域住民のニーズにそった教育機関 2.作業場での技術習得 3.日、週、月、学期、年単位の様々なプログラム |
協力機関 | 政府、民間団体、海外の団体 |
団体名 | YAYASAN PENDIDIKAN DRIA RABA (視覚障害児のための生活・教育施設) |
住所 | Jl Serma Gede No. 11 Denpasar |
TEL/FAX | +62 361 265047 |
代表者 | Ida Bagus Manthara |
スタッフ | 5人 |
利用者 | 26人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | A. Yayasan Dharmais Jakarta(財団の名前) B. 寄付(偶発的) |
設立年 | 1957年9月9日 |
活動対象 | 学齢期の視覚障害児 |
活動地域 | バリ |
設立背景 | 博愛の精神 |
ビジョン(将来の展望) | 視覚障害者の地位の向上(社会の構成員となれるように) |
ミッション(目的・使命) | 視覚障害者が社会の中で有益な存在となること |
活動内容 | 教育(フォーマル・インフォーマル両面)を通した視覚障害児の養育 |
協力機関 | 当団体のビジョンに賛同する方であれば出身に関係なく門戸を開いている。 |
団体名 | YAYASAN PEMBINAAN ANAK CACAT (YPAC)
BALI (インドネシア肢体不自由児協会・バリ支部) |
住所 | Jl. Bypass Ngurah Rai km 30 Jimbaran Bali |
TEL/FAX | +62 361 771718 |
代表者 | Ny. Ardhini Suardana |
スタッフ | 14人 |
利用者 | 35人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | 政府 |
設立年 | 1975 |
活動対象 | 1.教育 2. 社会福祉施設 3. 医療・物理療法サービス |
活動地域 | バリ島・Jimbaran・Kalanganyar地区 |
設立背景・団体の概要 | YPACバリはNGO(民間の非営利団体)として1975年10月28日に設立(公正証書48番として登録)された。所在地はバリ州・バドゥン県・南クタ・ジンバラン。 YPACの設立目的は 1. 政府の障害児教育を支援する 2.障害児の福祉の向上のために努める 3.長年のYPACの目標は子どものリハビリテーションセンターとしての役割を持つことである。センターの概要は、生活施設と学校としての設備を持つこと、組織運営の整理、運営体制作り、財源づくりである。 この計画には大きな力が必要である。そのため YPACは、広く社会に、YPACのビジョン、ミッションの実現のために、積極的に関わることを呼びかけたいと考えている。 |
ビジョン(将来の展望) | 1.人の能力は障害のあるなしで測られるものではない。その考えから、YPACバリはインドネシア、特にバリ島の障害者へ積極的にサービスを提供することを使命として感じている。 2.障害児も障害を持たない子どもと同じように権利と義務を持っている。よってその待遇も障害を持たない子どもと同じでなければならない。 ミッション(目的・使命) YPACバリは常に障害児へのサービスの向上に努めている。サービスの向上のためにY PACは長い間、優秀なマンパワー(専門性と様々な知識を持ち、先見性のある)を投入してきた。 マンパワーとして代表的なものとして、教師、物理学療法に携わる理学療法士や作業療法士、心理学者医療スタッフ、一般医、小児科医、リハビリ専門医、外科医、ボランティアなどがあげられる。 |
活動内容 | 特別カリキュラム 技術提供 ボーイ(ガール)スカウト |
協力機関 | 政府 |
団体名 | YAKKUM BALI (身体障害児者へのリハビリテーションセンター) |
住所 | Jl. Denpasar-Sangeh, Abiansemal, Badung-Bali 80352 |
TEL/FAX | +62 8123990701(代表のI Nengah Latraさんの携帯電話) |
E-MAIL/URL | yakkumbali@yahoo.com |
代表者 | I Nengah Latra |
スタッフ | 9人 |
利用者 | 282人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | 個人(寄付) |
設立年 | 1999年 |
活動対象 | 身体障害児者 |
活動地域 | バリ |
ビジョン(将来の展望) | 医療的なサービスはもちろん、社会生活に必要な技術、その人の力を引き出す支援、その人が自信を持てるようにするための支援を様々な活動の中で提供し、その人が社会生活に必要な技術を習得し、自立することを目指す。 ミッション(目的・使命) 貧困家庭の障害児者にリハビリテーションサービスを提供し、仕事を得て、社会の構成員となるのに十分な能力を得て、自立生活を達成できるようにする。 |
活動内容 | 医療的なサービス(手術、補助具、物理学療法) 教育(フォーマル、インフォーマル) 特殊技術の提供(コンピューター、木彫の技術、ミシン、英語) 整形外科に関する工場(義足・義手作りなど) |
協力機関 | 政府 民間(NGO、BIWA、Rotary、他の財団) 当団体は中立的な団体であり、宗教や性別を問わず活動している。 |
団体名 | YAYASAN KUPU-KUPU (Kupu-Kupu Foundation) (障害児者への地域自立生活支援団体) |
住所 | Jl.Tirta-Tawar No.22.A Banjar Kutuh-UBUD |
TEL/FAX | +62 8123628720 |
E-MAIL/URL | kupubali@yahoo.com / www.yamp.com/kupukupu |
代表者 | Komang Suyasning |
スタッフ | 3人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | スペイン政府 |
設立年 | 2000年 |
活動対象 | 障害児者 |
活動地域 | バリ(Gianyar 、Bangli) |
設立背景・団体の概要 | Yayasan Kupu-kupu は2000年にスペインとインドネシアに設立された。バリには13000人の障害者がおり、彼らのほとんどは自分の家を出たことがなく、学校に行くことも車椅子を見ることもないような生活をしている。 ビジョン(将来の展望) 障害者は障害を持たない人と同じ生活の質を得るべきである。地域の中に彼らが自然に溶け込むようになり、家の外に出ること、教育を受けること、職業につくこと、家族を持つことなどが当たり前になされること。 |
ミッション(目的・使命) | 障害者が身体的にも経済的にも自立できるまでに向上できるように支援すること。 |
活動内容 | フィールドワーク (障害者の訪問を待つのではなく、こちらから障害者に出向くこと、施設に障害者を集めるのではなく、地域で障害者が生活することを支援すること) 1.車椅子や杖、その他の補助具を提供するとともに、それらを使いこなせるよう、訓練を提供する。 2.住宅改造(スロープの設置など。より使いやすい家にする。) 3.読み書きや数学を教える。 4.障害者が社交的になり、友人を作れるようなプログラムを企画する。 5.障害者が作成した手工芸品を事務所に展示し、販売に協力する。 6.手術のスポンサーと情報提供 7.トイレのない家へのトイレの設置 |
協力機関 | スペインのYayasan Kupu Kupu |
団体名 | SEKSI PELAYANAN LANJUT USIA WANA
SERAYA DENPASAR (デンパサール養護老人ホーム) |
住所 | Jl Gemitir No. 66 Kesiman Kertalangu Denpasar Bali |
TEL/FAX | +62 361 462132 |
E-MAIL/URL | wanaseraya@hotmail.com |
代表者 | Drs. I Nyoman Wiydea |
スタッフ | 15人 |
利用者 | 50人 |
政府・民間 | 政府 |
財源 | 政府 |
設立年 | 1975 |
活動対象 | 身近に介護者がいない低所得の高齢者 |
活動地域 | バリ |
設立背景・団体の概要 | バリ州の健康社会庁(州の政府機関)が高齢者をめぐる問題の解決のために当老人ホームを設立した。 ビジョン(将来の展望) 高齢者が心身ともに平穏で、生きがいを持って生活できるように、生活の質と福祉の向上をはかる。それはその人の生活スタイルや生まれた場所、価値観文化にそくしたものであるべきである。 |
ミッション(目的・使命) | 1.訓練や技術習得(内職など)を通して、高齢者に社会福祉サービスを提供し、高齢者の生活のニーズ(身体的、精神的、社会的)を満たす。 2.家族や社会が高齢者を受け入れ、世話をし、高齢者のニーズを満たすことができるように(またそうしたいと思えるように)支援する。 |
活動内容 | 1.Sanggraha Kriya Werdha 高齢者が快適な生活を送るためのセンターとしての役割(特に退職者を対象)。 2.Santhi Graha 家族がいない、世話するもののいない高齢者に平和で幸せな生活を当施設で送ることを提案する。 3.Wisma Werdha 子どもが忙しく高齢者の世話ができない、そのような家族のために高齢者を預かる役割。 |
協力機関 | 政府機関、民間団体、企業、NGO、地域社会 |
団体名 | HATI HATI(麻薬中毒患者へのエイズ予防活動) |
住所 | Jl. Tukad Melangit No. 42 Panjer Denpasar bali |
TEL/FAX | +62 361 220908 |
E-MAIL/URL | hatihati@indosat.net.id |
代表者 | Yusuf Pribadi |
スタッフ | 16人 |
利用者 | 1500人(内711人が麻薬中毒者) |
政府・民間 | 民間 |
設立年 | 1998年12月10日 |
活動対象 | 麻薬中毒患者のエイズ感染の予防 |
活動地域 | バリ |
設立背景・団体の概要 | Yayasan Hati Hati は民間の非営利団体であり、健康・保健の分野、特に麻薬問題を含むHIV/エイズに関わる活動をしている。当団体は1998年12月10日に、麻薬常用者グループによって行われた調査結果を基に設立された。 |
ビジョン(将来の展望)・ミッション(目的・使命) | 当団体は、人々が個人や周囲の健康について意識し、関心を示すような社会環境をあらゆる社会に形成することを目標としている。その中でも、特に、麻薬や精神薬の乱用による問題について取り組んでいる。 |
活動内容 | 強力な援助 訪問援助 ピア・ミーティングの強化(患者同士の会合) 技術向上のための訓練や知識、研究会の結成。 運動、地域清掃(地域をいたわる)、心身をさわやかにする エイズ患者を励まし援助する |
協力機関 | IHPCP (オーストラリアの政府機関) Komisi Penanggulangan AIDS Daerah (KPAD)(エイズ予防のための地域団体) Badan Narkotika Propinsi (BNP)(麻薬問題に関する団体) RSUP Sanglah(デンパサールの総合病院) Yayasan Kerti Praya (YKP)(財団名) その他、NGO など |
団体名 | YAYASAN KESEHATAN BALI (YAKEBA) (麻薬中毒者への回復のための支援・麻薬の防止の啓発を行う団体) |
住所 | Jl. Kertamulia /8, Denpasar-Bali 80224 |
TEL/FAX | +62 361 724486 |
E-MAIL/URL | yakeba@wasantara.denpasar.net.id |
代表者 | Bob Monkhouse |
スタッフ | 9人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | IHPCP(オーストラリアの政府機関) |
設立年 | 2001年4月5日 |
活動対象 | バリの麻薬中毒者 |
活動地域 | バリ (Denpasar, Bangli, Kerobokan) |
設立背景・団体の概要 | YAKEBAは1999年4月10日に正式に設立され、その後、法務省の承認を経て登録された。 |
ビジョン(将来の展望) | 麻薬中毒者で今の状況を克服したいと考える人が回復のプロセスを歩めること。 |
ミッション(目的・使命) | 「情報・促進センター」(YAKEBAの各種プログラム)を通じ、麻薬中毒者の意識を変えること。その他に中毒者自身が中毒者を支援する活動の支援。 |
活動内容 | Cognitive Behaviour Training(意識改革に関するもの) HIV/AIDS 101(エイズの予防) IDU support(麻薬中毒患者の支援) Penyuluhan(調査) Peer Educator Program(回復者で中毒者の回復に携わる人材の養成) Metadone Program(治療薬の提供) Positif Chat (Odha Idu)(ピアカウンセリング) |
協力機関 | BNP, IHPCP, BIWA, Rotary, YKIP(教育大学), DINKES(政府機関), DINSOS, KPAD, PMI, NGO, |
団体名 | PUSAT PENDIDIKAN LINGKUNGAN HIDUP BALI ( PPLH BALI ) (環境教育NGO) |
住所 | Jl.Danau Tamblingan 148, Sanur-Bali |
TEL/FAX | 62-361-281684, 287314 / 0361-287314 |
E-MAIL/URL | info@pplhbali.or.id / www.pplhbali.or.id |
代表者 | Catur Yudha Hariani |
スタッフ | 24人 |
政府・民間 | 民間 |
財源 | ホテル・サンタイの収益 (バリ有数の観光地の一つであるサヌールに、このホテル・サンタイは位置している。このホテルにはPPLHの事務所があり、一般のホテル業務の他に、当NGOの活動の中心地としての役割を担っている。) |
設立年 | 1997年 |
活動対象 | 環境教育 |
活動地域 | バリ |
ビジョン(将来の展望) | すべての人に生態系・環境の問題に対し、意識と関心を持ってもらうこと、そして、それがその人々の態度や行動に反映されるようになること。 |
ミッション(目的・使命) | 環境教育プログラムの実施し、市民が自然の調和を大切にするようになるように導いていく。 |
活動内容 | Program School Link (学校同士のネットワーク作り。海外を含む。) Agriculture Program(農業関係のプログラム) Waste Management Program (ゴミの分別、リサイクルなど) Marine Education (海の大切さの啓発、海をきれいにすることなど) Community Partnership(市民との連携) |
協力機関 | Padi Foundation(財団名), BRISP-AusAID, DINAS Linkungan Hidup Kota Denpasar (デンパサールの生態系に関する活動をする官庁), Hotel Hyatt Sanur, Forsa, USAID など。 |
団体名:SENANG HATI FOUNDATION(HAPPY HEARTS)
住所:Jl. Sasi Brata, Br. Tengah, Tampaksiring, Gianyar BALI
TEL:+62 (0)361 7470718
E-Mail: senang_hati@telkom.net URL: www.senanghati.org
代表:Ms. Putu Suriati
スタッフ:ー 政府・民間:民間(政府登録)
財源:寄付。政府からは食糧、寝具などが提供されている。
設立年:2003年
活動対象:障害児・者 活動地域:バリ
設立背景・団体の概要:
2001年に外国人のボランティア・グループによって、バリの障害者が初めて自分の村の外に出かけ、同様の問題を抱えている障害者同士が集うようになる。バリの芸術の街ウブドにある女性美術館で女性障害者として初めて展示された画家プトゥ・スリアティは、自分の作品の収益によって、他の障害者も共にお互いの能力を高めていけるよう団体を設立した。現在、アメリカの篤志家によって、5年間廃校を貸与されており、そこで主な活動がなされる他、20名の障害者が居住している。
ミッション:障害者が自助を通して自信を高めていき、社会統合を進めていくこと。
活動内容:
1.英語クラス(短期ボランティアが海外から訪れる。)
2.コンピュータークラス(技術のある障害者が他の障害者に伝える)
3.バリ芸術クラス(絵画、木彫などで、障害のある芸術家が技術を伝え、作品は併設されたギャラリーで販売される。)
4.手工芸クラス(サンダルやかばんを縫製するほか、最近では、陶芸の窯を自ら製作した。)
5.理学療法(土曜日に州都デンパサールからPTが訪れるため、コミュニティから障害児者が集う)
6.その他:リクリエーションを含めたアクアセラピー(水泳)や展覧会への出品活動